大阪に帰って気になること

0

    昔から何となくわかっていましたが,大阪の街中を車で走ると,海岸や河川敷以上のごみが目につきます。いくら海ごみを研究しても,海をきれいにNGO活動をしても,海の上流でこんな状態じゃああきらめの境地にもなってしまいます。
    海の流れよりも,川の流れよりも車の流れがごみを運びます。ごみを運ぶ流れには,今後「車」というものを含める必要があります。ただしこの流れは,水の流れと違って方向がバラバラです。解明できた頃には人がいなくなっているかもしれません。

    川ごみの研究をしているころに「交通量と不法投棄」について言及したことがありますが,ポイ捨て量は,交通量×停車係数(高速で走るところでは棄てない)×人係数(心の汚れ具合)で表されるのでしょうね。

    論文:漂着ディスポーザブルライターを指標とした北太平洋島興および北米海岸に漂着する海洋ごみの流出地推定

    0
      漂着物学会誌 第13巻(2015)

      Journal of Japan Driftological Society Vol.13 December 2015

      藤枝 繁・大倉よし子・小島あずさ:
      漂着ディスポーザブルライターを指標とした北太平洋島興および北米海岸に漂着する海洋ごみの流出地推定
      [FUJIEDA,S.,OHKURA,Y.and KOJIMA,A.,:Estimation of source area
      of marine litter using by the drifted disposable lighter on the beach of remote islands and west coast of North America in the North Pacific Ocean] 35

      ライタープロジェクト完結編です。
      7万本のライターですが,この後どうしましょうかね。
       

      論文:北太平洋における漂流漂着微小プラスチック

      0
        漂着物学会誌 第13巻(2015)

        Journal of Japan Driftological Society Vol.13 December 2015

        震災起因漂流物調査で採取した微小プラスチックについてまとめた論文です。
        かごしま丸でのハワイ航海では、毎朝一回ニューストンネットを曳網しましたが,そのときに初めて海にもアメンボがいることを知りました。この航海での一番の印象は,日付変更線付近で曳網中の海面を眺めていると微小プラスチックが瀬戸内海のように浮いていたことです。朝は曳網,昼間は縄作り,夜は天測。陸とは違う時間がありました。

        2016年のはじまり

        0

          明けましておめでとうございます。
          昨年は転職,転居,そして全く新しい仕事と我が家にとって大変な年となりました。
          週末の講演活動やNGO活動がなくなり,その分本務に集中できるようになりましたが,忙しさは前職以上で夢でも仕事をしている毎日です。おかげで8kgほど痩せましたが,軽くなった分,動きが軽やかになった気がします。
          神戸は港町ですし,我が家のベランダからも大阪湾を臨めることができますが,転居転職してからは海に行く理由が無くなり,また移動の手段も断たれ,海に行きたいという欲求もなくなってしまいました。これには自分でもびっくりしています。片道2時間は平気で海を求めて走り回っていた昨年が嘘のようです。
           一方で,我が家のすぐ裏には摩耶山があります。家からでれば3分以内で山の中です。毎週末,朝食後は2時間のハイキングに出かけています。まだまだ未踏の道が残っており,鹿児島の海に秘密基地を捜し毎週通った20代の頃と同じうきうき感で山を走り回っています。この摩耶山からは,キラキラ光る大阪湾が一望できます。小学校,中学校の頃よく通った泉南の海も遠くに見ることができます。遠くから眺めるときれいな海ですが,大阪や神戸の街中にはやっぱりごみが目立ちます。きれいな海を求めて九州に逃げ出した私ですが,30年を経て帰ってきました。今年の年賀状は,きらきらと現実,思い出と現実,そんな思いを込めて描きました。
           これまで職業指導の授業で「キャリヤとは,人が生涯の中で様々な役割を果たす過程で自らの役割の価値や自分と役割との関係を見いだしていく連なりや積み重ね(中教審答申)」であると教えてきました。私にとって大学教員としての役割を積み重ねて行くこともキャリアの一つですが,海ごみ問題でいろんな方にお会いしていろんな考え方や生き方に接するうちに,私の役割は本当に今のままでいいのかという考えが芽生えるようになってきました。海ごみ問題の解決はまだまだ先で終わりのない活動です。でもあきらめた訳ではありません。社会の中で自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現していく過程を「キャリア発達」と言います。これまでの環境から飛び出して,いろんな人と出会い,汗をかき,話をしながら新しいアイデアで問題を解決して行くうちに,新しい海ごみ問題の解決手法がみつかるかもしれません。新しい仕事でいろんな仕事をされている方を訪問するたびに社会は深いと感じています。いろんな仕事が網の目のようになり社会を作り上げています。その網に絡まった海ごみ問題,まだまだ解決は遠いですね。
          今年もどうぞよろしくお願いいたします。

          復活した漂着物ージョンストン環礁から戻ってきたジェットバイク

          0
            昨年11月,震災で流出しハワイ・ジョンストン環礁からさまざまな人の手を伝って帰ってきたジェットバイク。
            これまでのお話は以下をお読みください。
            帰ってくる“震災起因漂流物”
            帰ってきた”震災起因漂流物”

            さてさてあれから1年が経ちました。本日12月20日YAMAHA発動機でのレストアが完了し,所有者のMさんに返還されました。


            今回の復元はYAMAHAの技術部の総力をかけて,本体からエンジンまで出来る限りの残されたものを使って行われました。


            ただしこのジェットバイク,YAMAHA発動機製TZは,20年以上前に発売されたものだそうで,
            メーカーにも当時の型が残っておらず,中古艇から型を起こし直して本体上部の喪失したパーツを作ったそうです。




            気持ち良さそうに愛艇を乗りこなすMさん。
            個人的には返還に大変お世話になりました福島県立いわき海星高校の校長先生と福島丸の船長とお会いすることができ,忘れかけていた海を思い出しました。
            みなさんまた海でお会いしましょう。


            calendar

            S M T W T F S
                 12
            3456789
            10111213141516
            17181920212223
            24252627282930
            31      
            << March 2019 >>

            selected entries

            categories

            archives

            links

            profile

            search this site.

            others