台湾旅行記(1):海洋減塑青年行動/Clean Ocean Youth Movement(荒野保護協會主催)に参加して

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    2014年8月22日〜27日,台湾屏東縣にある国立海洋生態博物館で開催された「海洋減塑青年行動(Clean Ocean Youth Movement)」(荒野保護協會(SOW)主催)に参加してきました。このワークショップは,台湾の高校生,大学生を対象に,海洋ごみ(特にプラスチックに注目)削減のための行動の必要性を理解し,そのための行動を学生たちが実際に企画し実践するといった2泊3日のプログラムです。私はインターナショナルライタープロジェクトの結果を通じて,東アジアからプラスチックごみが北太平洋を漂流して広く海洋を汚染していることを紹介するとともに,学生たちがプラスチック削減行動を企画する際のアドバイザーとして参加しました。

    今回のイベントは,日本で行われる講演会や研修会と違って,実際に削減方策を企画して行動するというのが特徴です。全体内容は,台湾の海ごみ問題,生活の中でのプラスチック問題,マイクロプラスチック,プラスチックアート,世界の海を巡るごみ,モニタリング結果などの専門家による海ごみに関する講演を聞くだけでなく,ICCカードを用いたクリーンアップといった実習や,夜の砂浜観察会を通じた台湾の自然環境の理解,海ごみ映画鑑賞会など盛りだくさんで,その間の時間を使って,2日目午後に行われる削減行動の企画の準備をします。

    宿泊は博物館に併設される国立東華大学海洋生物研究所の学生寮で,私はチリのマーティン博士と同室です。マーティン博士は昨年韓国で行われたAMETECの海ごみミーティングで一緒になり,地球の反対側同士,もう会うことはないねと言って別れたのですが,海ごみの力で私たちはまた同じ部屋で会うことになりました。

    私が担当した班の行動テーマは,レジ袋の削減に決まりました。しかし話合いを持ってもなかなか行動が決まりません。私からは,「レジ袋を削減するためのターゲットは,レジ袋を提供する店主とレジ袋をもらうお客の両方。どちらにも訴える必要がありますよ。それと削減行動が続く工夫もしてみましょう。」とアドバイスしました。その後,隣の墾丁(台湾でもっとも栄えるマリンスポーツの街)の街に出て,お店にプラスチック削減のポスターを掲載してもらうことになったそうです。「いきなり交渉しても大丈夫?お店って沢山あるの?」ってリーダーのRafiに聞いたら,「大丈夫よ。」とニッコリ。私はその言葉を信じて(かなりどきどきして)彼等を見送ったのでした。

    彼等が作ったポスター。台湾の海ごみ問題については次回詳しくお話しします。

    3日目の結果発表会では,市民にごみを出さない宣言をしてもらうもの,海岸でダンスを披露し人目を引いて問題に注目してもらうもの,さらにはショートムービーを作ってfacebookで拡散してもらう等,かなり面白い行動が紹介されました。以前,北京での研修会で同じように発表を演劇スタイルですることっていう面白いものをみましたが,今回は実際の街での彼等の行動を動画で紹介され,躍動感のある発表会となりました。日本でもこんな授業をしてみたいものです。

    発表の際,マーティン博士も学生の指名でサメ役を熱演。もちろん私もいつでも盛り上げる準備をしていたのですが,ご指名はかからず。

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