11年ぶりの飛島へ

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    飛島は山形県唯一の離島で,酒田港から定期船で1時間15分,約40kmの船旅である。新潟県の佐渡島,粟島に続く島で,高さが100mもない島なので,酒田から目視では眺めることはできない。今回は「第12回海ごみサミット2014山形・庄内会議」のフィールドワーク(2014.7.24)で訪れることになった。前回訪れたのは2003年の離島ごみサミットのときである。

    船は珍しい双胴船。幅が広い分,横揺れが大変だ。


    飛島までの間に数本の潮目を横切った。もちろんごみを集まっている。


    洋上は白波こそなかったが,西からのうねりがあり,双胴船の船体は左右に大きく揺れた。やっと着いた港から鳥海山。


    港から集落の中を進む。この船,11年前に来た時にもあったような気がする。


    海岸は港から歩いて30分。一山越えた西側にある。この道は車が通れないので,海岸で集めたごみはバケツリレーで中央の舗装道路まで運ばねばならない。


    2003年に訪れたときは,海岸の砂が見えないぐらい漁網やプラスチックごみが堆積していた海岸だが,ほとんどごみがない。一歩も歩かずに両手一杯のライターを集めたころが懐かしい。今年5月に毎年恒例の飛島クリーンアップがあり,その後もエコツアーでビーリクリーンアップのプログラムを採用する等,少しずつ手を加えることで,ここまでの海岸を勝ち取った。

    そう言えば私が海ごみと出会った丹後の海岸で最初に感じたことがある。「冬,時化はたくさんの油を海岸にもたらす。回収をしてもすぐにもとに戻ってしまうが,春が近づいてくると次第に時化の数も減り,人による作業が進み,最後には砂だけの浜が戻った。諦めずに続けること,多くの人に助けを求めることが大切。」ということを思い出した。

    ごみの集積量が多くても,重点的に回収することによってある段階まで低減できれば,以後は通常の管理で賄えるようになることがわかった。なので海洋ごみ密度を低減するための重点海岸は,代わってもいいし,対策が進めば次第にその数も減って行くことになる(ただし,国からの基金等を使う場合は重点海岸にしておかないといけないのがお役所仕事)。でも集積していたということは漂着し易い海岸であることは間違いない。なので,きれいになったからもう何もしなくていい訳ではなく,管理の重点度を他に移しつつ,現状維持の管理は続ける必要があるということ。そうすれば,維持管理費も低減できる。


    最後は西村食堂で「島のラーメン」を注文。トビシマカンゾウというユリの塩漬け(オレンジ色のもの)が入ったあっさりスープのラーメン。夏はカフェもオープンし,美味しくゆっくり時間を過ごすことができます。

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