磯海岸でのクリーンアップ

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    2014年6月6日(金)は,鹿児島市磯海岸でのクリーンアップでした。
    このクリーンアップ会場は,春の錦江湾クリーン作戦の会場の一つであり,また鹿児島海上保安部が主催する漂着ごみ調査会場でもあります。

    参加者は毎年夏に桜島からの横断遠泳をしている鹿児島市立清水小学校と,清水中学校,磯町内会,その他が300名以上集まる大規模な会場です。

    鹿児島保安部は沖に巡視船を配置し,海中のクリーンアップも行います。
    磯の海岸は,梅雨前でもあり,漂着ごみはほとんどありません。
    子ども達は大きな袋を持って,タバコのフィルター606個を回収しました。


    また以前,ここではタバコのフィルターと同じぐらい花火を拾うことができましたが,今回,57個と大幅に減っています。さらに発泡スチロール破片も,以前は海岸の隅に散乱していましたが,養殖業で使用されるフロートが発泡スチロール製フロートから硬質フロートに転換されるようになり,回収個数も減ってきています。

    かごしまクリーンアップキャンペーンは1999年に始まり,今年で16年目。
    記録を取ることで,どこに重点を置くべきかがわかり,記録を取り続けることで,その対策の効果が見えてきます。
    大きなことではなりませんが,環境を変えるには客観的に事実を知り,その変化を記録し続けることが大切であり,そのためには続けることを支える仕組みを作るが必要です。

    県下統一クリーンアップキャンペーン

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      今日はいい波が入ってましたが,ウエットスーツを忘れて,,,今日の波は無かったことにして,仕事をやっつけることにします。

      さて木曜日,鹿児島県海岸漂着物対策推進協議会がありました。その中の議題に「県下統一のクリーンアップキャンペーンの実施」の検討があり,いくつかご意見質問を受けましたので,それについて私の個人的な考え(メモ)を記しておきます。

      海ごみの現状からすると,発生抑制でゼロになるものではないため,様々な発生抑制の取り組みと合わせて「継続的な」クリーンアップが必要です。2009年から政府による60億円以上の地域グリーンニューディール基金やそれに続く100億円の対策費が計上されてきましたが,2014年でそれらも終了し,その後の漂着物対策費用の見通しは決して明るくはありません。お金のあるうちに出来ることはやっておく(拾える物は拾っておく)という考えだけでは,その後も継続して漂着が見込まれる海ごみへの対応は行き詰まるでしょう。お金のあるうちにお金がなくなっても「継続して」できる体制を確立しておくことが必要だと考えます。

      鹿児島県でもこれまで各地の海岸でクリーンアップが行われてきました。海岸清掃活動に参加された方も多いと思いますが,長年実施している私でさえも,続けることの難しさを痛感しています。今もなんとか続いているのは,毎回多くの皆さんに会えて,常に新しいエネルギーを頂いているからです。半分仕事としている私でさえ,息絶え絶えなのに,海や海ごみとの関係が普段あまり無い方に海ごみとの付き合いを続けてもらうのは,とても難しいはずです。1999年から始めた「かごしまクリーンアップキャンペーン」も,発起人で残っているのは私一人ですし,10年以上続けてキャプテンをされている方も一人になってしまいました。一方で,鹿児島湾では,「錦江湾みらい総合戦略推進協議会」による「錦江湾クリーンアップ作戦」が2000年から行われてきており,組織としての活動が定着し,人が代わっても発展ているものもあります。

      今後の海岸清掃活動の継続的な実施には,やはり(1)実施を支援する仕組み(「錦江湾クリーンアップ作戦」では市町村企画課や協議会事務局)が必要です。またそれと同時に(2)参加者の成果を見せる仕組みも,行動継続へのエネルギーとしては必要です。これは誰が参加し,どれぐらい拾ったかという成果であり,行動後すぐに示す必要があります。

      協議会では以下の意見質問が出ました。
      (1)参加団体だけでなく,回収後の結果(重量等)がわかるようにしてほしい。
      (2)県が市町村を通じて収集した実施団体リストに漏れがある。
      (3)なぜ重量等のデータが必要なのですか。(すべてが回収されていないのに)
      (4)多くのキャンペーンが行われているようですが,連携が無い。
      (5)データをとる(ICCのような)クリーンアップはたいへん。

      協議会では,かごしまクリーンアップキャンペーンのリーフレットを資料として提供しました。これは皆で調査をしましょうではなく,多くの海岸で実施した結果を見せる仕組みを示したものです。訴えるなら細かな数字がほしいところですが,すべてでとる必要はありません。数値としては最低限のデータ(参加団体,参加者数,回収重量)のみを決めておくことでも十分でしょう。各クリーンアップ活動が繋がること(活動が網羅されること),活動の成果(各数値)をまとめることにより大きな数字(力)となって示すことができること,これらが各地の活動が隣を刺激し合いエネルギーを生み出すことになるでしょう。継続への力は,「無理が無く,一人ではないことを,すぐに示すこと」であり,解決へのデータ収集(モニタリング)とは別に考えるべきだと考えます。
       

      三重県鳥羽市答志島でのクリーンアップ

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        ちょっと前の話ですが,平成25年12月14日(土)夜、鳥羽市答志町答志コミュニティアリーナにおいて行われました海岸漂着ごみ講演会「わたしたちの海だから〜海ごみ問題を考えよう〜」に講師として参加してきました。今回は島の漁業者に向けた講演会でした。詳細は以下をご覧下さい。

        http://www.pref.mie.lg.jp/NCHIIKI/HP/kankyou/H25/20131215mizube_gomi_chosa/gomi_chosa.htm
        翌日,答志島の奈佐の浜でクリーンアップ&漂着物調査が行われました。北向きの海岸は伊勢湾を吹き渡る北の風をまっぽし受けるため,人間も飛んでいきそうな勢いです。ここは伊勢湾を南に下って外洋に向かう海ごみが集まる場所としても有名です。ちょうどこの浜の背後には島のごみの焼却施設があったのですが,老朽化で閉鎖され,今後は船で鳥羽市へ運び出さなければなりません。とは言ってもこの島には定期フェリーがありません。なので目の前の鳥羽への搬出も実はたいへんなのです。伊勢湾流域のごみを鳥羽市が人とお金をかけて対応する。伊勢の海を美しく保ちたいという気持ちだけでなく,外洋に流れ出るのを防ぎたいという鳥羽の皆さんの思いをいかに多くの人と共有し,行動に移すか。鳥羽の皆さんが諦める前にこの方策を考えなければなりません。
         



        さて,桃取浜の港には小型の漁船が並んでいます。ここには発泡スチロール製のフェンダーは無く,黄色のビニコンフロートがフェンダーとして使用されていました。

         

        ビーチクリーンアップ&ビーチコーミング「リーダー育成講座」

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          香川県が主催する『ビーチクリーンアップ&ビーチコーミング「リーダー育成講座」』に講師として参加してきました。 いつも自分がしゃべっているので講座の写真はありません。
          香川県とは,シーカヤックのつながりもあり,Free cloudのショージ君とミッチャンをはじめ友達が沢山おります。これまで県やアーキペラゴさんから依頼があって何度も講演に行っているので,すちょっとネタ切れ感があり,どうしようって感じでしたが,今回は(も)初めての方が多く,笑顔で受講していただきました。どんどん新しい人が増えていくところに香川の面白いところがあります。
          当日の内容は,今回の講座の企画運営をされたNPO法人アーキペラゴの理事の森田さんのブログにありますので,そちらをご覧下さい。

          二日目の実習は,男木島で行われました。昨年の芸術祭の名残がまだありますが,今は静かな瀬戸内の島に戻っています。
          クリーンアップとビーチコーミングの実習は,屋島が眼前に広がる南側のビーチで行いました。私の見つけたお宝はプルタブ。プルタブは1990年にプルトップに代わってから,海岸ではほとんど見られない漂着物です。小さなごみをお宝に変える幸福感。これがないとごみとは付き合えません。

          午後の漂着物アートは,オンバファクトリーの工房で芸術家大島夫妻の指導のもと実施されました。印象は,さすがアーティストです。自称芸術家の私と違い、プロのアドバイスの仕方は違います。「ワルツのようなリズムでいきましょう」,「ちょっぴりアクセントがほしいですね」,「大きく動く場所と小さく動く場所がありますよ」という具合に優しくかつ的確。貝殻のような自然物だけでなく,プラスチックの色や形も活かした作品ができあがりました。今回の講師の大島さんは,下のオンバ(手押し車)を作っています。今回は島の片隅にたくさんのオンバを見つけました。すっかり島の一部になってます。

          男木島は,備讚瀬戸東航路の変針点である男木島灯台がある島で,船から見ると単なる灯台がある島ですが,陸から見ると巨大な船が目の前を横切っていく迫力ある場所です。男木島には芸術祭で訪れた人は沢山いると思いますが,イベントが終わっても,海ごみを求めてなら,瀬戸内海の小さな島にも訪れる理由が出来ます。(どこにでもあるっていう意味で,ごみだらけという意味ではありませんので)今回は香川から瀬戸内海をきれいにしていこうという皆さんと会えたこととあわせて,海ごみとの付き合いはまんざら悪くはありません。皆さんありがとうございました。

          吹上浜クリーンアップ

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            教員免許取得のための最後の科目「教職実践演習」の授業として,吹上浜での海岸清掃と漂着ごみ調査を行いました。
            今年の吹上浜は,7月下旬からの漂流物の大量漂着の清掃に対応できていない箇所があり,今回は21名で300mの区間の清掃を実施しました。


            残念ながら拾いきれない区間(彼等の後ろ)がありましたが,担当した区間の漂着ごみはほどんど回収しました。



            回収物は280kg,緑の袋が可燃物(主にプラスチック)で20袋,赤の袋が不燃物で18袋。特に飲料用ガラスびん(中国のお酒の瓶)が目立ち,重くて運搬するのに苦労しました。久しぶりにハードなクリーンアップとなりました。
            調査結果は以下のJEAN/ICCのサイトをご覧下さい。
            http://jean.jp/icc/cleanup/results_detail.php?entry_id=1729

             

            かごしまクリーンアップキャンペーン2012レポート完成

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               お待たせしました。「かごしまクリーンアップキャンペーン2012レポート」が完成しました。2012年のかごしまクリーンアップキャンペーンには、9,588人が参加し,県内の42.6 kmの海岸から一つひとつ丁寧に拾い上げられたごみの総数は、25,109個, 5,136袋,37.1トンにも達しました。これまで14年間のクリーンアップキャンペーンを振り返ると,のべ82,171人(うち調査参加者25,665人)が参加して,891,735個のごみを回収したことになります。

               今年の報告書も昨年同様,A4見開き4頁カラー版とし,新たに会場ごとの参加グループリストを掲載することにしました。今年,キャプテンをされる方で,会場での配布を希望する方がいらっしゃればお送りしますので,事務局(藤枝)までご連絡下さい。

               なお,pdfでもダウンロードできますので,そちらもご利用ください。
              http://seafrogs.info/cok/cleanupr.html

               事務局長としての昨年の感想は,震災漂流物の対応等で追われ,県内のフォローができなかったことが一番の反省点です。ここ数年,今年こそと思うのですが,県外からの案件が多く,個人的には手が回らない状態です。原点に戻らねばと思うのですがね。

              極東でのクリーンアップ(その4)

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                 今回,クリーンアップがあった海岸は,OCEANというロシア版の青少年自然の家です。宝くじのお金で作られたらしく,ゲートからは歩いてこの広い敷地を回ります。


                 たくさんの青少年が来ていました。そのどの団体もダンスの練習。かなり激しいダンスでした。下のお姉さんは,ダンスの指導者でこの後ろの広場で,彼女たちにあわせて50名ほどの中学生が踊っています。



                施設としては,宿泊棟,体育館,グランドもありますが,スケートリンクがあるのがロシアらしいですね。



                OCEANの南側には,ウラジオストクの方が訪れるビーチがあります。あり得ない色の椰子の木が立っています。そこまでしなくてもと思うのですが,短い夏ですから存分に楽しまなければならないのでしょう。



                海岸には沢山の人が出ています。駐車場も車で満杯。リマン海流(寒流)の流域ですので,さすがに泳いでいる人はちらほらです。マリーナにはモーターボートやジェットスキー,サーフボードを積んだ車もいました。



                こんな椰子の実をいずれ拾うことになるのでしょうか。



                極東でのクリーンアップ(その3)

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                  ここはロシアです。なのでロシア正教の協会があります。
                  7月18日はNOWPAPとその関係者がこの一年に取り組んできたことを報告しあうワークショップです。ここでは各国から2件ずつ政府とNGOの取り組みが紹介されました。



                  参加者は30名ほどの小さな会合ですが,政府にとっては毎年ここで新しいことを発表しなければならなく,また他の国の積極的な動きに刺激されるいい機会です。ただし,市民レベルからすると,会合の内容が市民に浸透することが無いので,効果は期待できません。NOWPAPの所長も,今後このイベントをどうすればいいか(毎回この話題ですが),という問いかけをしていました。韓国からは,NGOミーティングを設けて,もっと一般の人や活動している人と連携する必要があるのではという提案がありました。日本や韓国でのイベントの際には,JEANでも行っています。ただし,通訳や会場,参加者の旅費の支援等を考えると,費用がかさみNOWPAPだけでは難しいという問題もあるようです。

                  さて,内容ですが,中国では上海のコンサルタントがICCのコーディネーターとなって,国内のNGOと一緒にICCを行う体制ができたということです。

                  また韓国では,発泡スチロールのリサイクルや生分解性製品への転換等に補助金を出す等,資金援助により積極的に発生を抑える報告に進んでいます。ただし発泡スチロールが生分解性になると,破片についての心配は減るのですが,漂着された日本での処分が大変となります。見分ける方法があるのか?油化処理(リサイクル)できないとなると,燃やせないし埋めることもかさばるので,その処分方法が問題となります。また使用中にも分解するということは,頻繁な交換を生み,大量生産を助長し,その処分が滞ると今以上に大量流出の可能性が高くなります。よって鹿児島湾のように,たとえ流出しても破片を生まず,できるだけ長く使える(捨てなくなる)製品への転換を希望します。これが元を断つ取り組みだと考えます。



                   ウラジオストクの街中は,かなりほこりっぽいです。その分けは笑って工事中が多いからと答えをもらいました。至る所で道路や建物の建設ラッシュです。このビルは3年前に来た際に作りかけていたもので,その当時より規模がでかくなっています。素人目に見ても地震がくればかなりおっかない構造です。

                  極東でのクリーンアップ(その2)

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                     今回は,Oceanというロシア版青少年自然の家にある海岸でのICCです。NOWPAPのメンバーと高校生とあわせて70人ぐらいで行いました。見た目にはほとんどごみが落ちていない海岸ですが,良く見るとフィルム状のプラスチックの破片がたくさん落ちています。ただしこれらは現在のICCカードではカウントしません。またビーチグラスもたくさん落ちています。
                    これもたくさん拾いましたが,カウントされません。




                    めぼしい漂着物が無く,みんなで回収したビーチグラスをお土産にもらって帰りました。
                    ライターは2本。


                    極東でのクリーンアップ(その1)

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                       UNEP/NOWPAP(国連環境計画/北西太平洋地域海行動計画)が主催するICC(International Coastal Cleanup)&Workshopが7月17,18日,ロシアのウラジオストクで行われました。私は,日本のICCナショナルコーディネーターである一般社団法人JEANの理事として,このイベントに参加してきましたので報告します。

                       NOWPWP主催のICC&Workshopは2006年の日本(山形県酒田市)で始まり,日中韓ロの持ち回りで毎年各地で開催されてきました。私は初回の山形から,韓国(釜山),中国(日照),ロシア(ウラジオストク),日本(平戸)と参加し,ウラジオストクは2回目です。突然の参加依頼で発表は無かったのですが,ICCの仕切りと,ワークショップのチェアマンを頼まれてしまいました。

                       さて,ウラジオストクへは,前回は新潟からウラジオストク航空の直行便がありましたが,今回は毎日就航している韓国仁川経由で入国することになりました。ところでロシアに行く際には,ビザが必要です。これがまた一苦労でした。ロシア政府に登録のある旅行代理店によるTravel voucher(空港についてからホテルまでの手段と滞在ホテルの支払い証明書) とLetter(旅行行程の証明書)が送られてきて,これで東京のロシア大使館で手続きをしなさいという指示。この書類,ほとんどがロシア語なので,何が書いてあるかさっぱりわかりませんでした。来月の遠洋航海のビザ取得のため,一次パスポートが手元になくなる私は,旅行代理店にお願いして,ビザ代と代理店手数料で23,000円もの費用がかかりました。

                       鹿児島空港から直行便で仁川に行き,一泊してウラジオストク行きに乗りましたが,なんと2時間50分もかかります。まっすぐに行けば鹿児島と変わらない距離ですが,なんと北朝鮮を大きく迂回するルートをとるのです。



                      3年前,ウラジオストク空港に着陸した際,タイヤがパンクしのではと思うほどがたがた揺れたので,心して着陸しましたが,隣に新しい滑走路ができていたってスムーズに着陸。
                      ただしターミナルとの誘導路は,激しい凹凸で四駆でダートコースを走るような感じです。
                      日本車の輸入がなくなったとはいえ,たくさんの日本車が走っています(道を埋め尽くす)。ただしバスは,ドアが反対でないと乗り降りできないので,韓国車。

                      ウラジオストクは,経度は日本と変わりませんが,標準時が東経105°にあり,日本から見ると+2時間の時差があります。なので,午前中の便に乗って,3時間のフライト,1時間の入国手続き,ホテルまでの1時間のドライブで,結局着いたのは夕方でした。なお,ホテルの時計は微妙に時差があるようです。



                      ウラジオストクはシベリア鉄道の始発駅で,ホテルの裏にあります。
                      3年前のトラウマがあり(同行者が道端で制服警官に捕まり,ホテルの宿泊証明がないと言いがかりをつけられ,保釈金を請求された。),あまり深いところをうろうろしませんでした。というよりも,ロシア語ばっかりで銀行もB,Kで判断しないと全く行動できません。




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