アルゴスブイを探しに

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    今週末は波もないので,家で夏休みの宿題に精を出していると,ハワイ大学のマキシメンコ博士から久しぶりにメールがありました。

    震災起因漂流物の新しい情報かなと思って読んで見ると,スクリプス海洋研究所の研究者からKAGOSHIMAのMAKURAZAKIに漂着したブイがあるので回収することはできないかという相談でした。この週末は波もないので,久しぶりにカヤックを出して回収に行ってみるかと,すぐにOKの返事をしました。アメリカから見ればMAKURAZAKIはKAGOSHIMAにあるので頼んでみるかってな調子かもしれませんが,枕崎の海岸は吹上浜のような砂浜ではないのでさてさてどうなることやらってところです。

    今回捜索依頼が来たブイは,アルゴスブイと呼ばれるもので,30cmの球形のブイの下に鯉のぼりのようなドローグと呼ばれるものが付いていて,海の流れに従って漂流する海洋観測ブイです。このブイにはGPSと水温センサが付いており,定期的にアルゴス衛星を経由して位置と水温を地上局に連絡してきます。

    詳細の位置を教えて下さいと返事を打ったら,すぐに返事が返ってきました。



    これがブイの最後の航跡です。そんな感じはしました。位置は,枕崎市立神の西にある「赤水」という入江です。ここでこのブイは息絶えたようです。地図で見ると海岸に下りれそうだし,潮も干潮なのでカヤックなしでも歩いて行けそうなので,マリンブーツ,ロープ,ライフジャケット,ナイフを持って出発することにしました。でも我が家からだと高速を使っても80km以上あり,ちょっと行ってきますって距離じゃないんですけどね。

    干潮の15:00に現地に到着。


    予想通り海岸は大きな岩。東は石浜なのであっちにあってほしいのですが,ここはGPSの情報を尊重しなければなりません。



    途中ロープを伝って岩を登り下りして,こんなところにあったら帰りが大変だぞと思った矢先,ありました。発見時刻15:35。下の写真の真ん中の黒くて丸いのがブイです。



    位置的にはドンピシャ。恐るべしGPS。この位置にドンピシャで行くことができる私も恐るべし。



    回収されたブイには,フラッシュライトや水中のドローグもありませんでした。青いのは,生物が付着しないように塗られた塗料で,水中側です。その下に黒いマイクみたいなものが見られますが,本来ならばここに長い15mほどのドローグが付いてます。帰りのこと考えると無くてよかったのですが,このブイだけでも意外と重くて岩場を運ぶのは大変でした。

    このブイは台湾の南に投入され,枕崎まで流れて来たようです。




    2013年薩摩半島西岸大量漂着/番外編

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       ごみ大量漂着は困ったものですが,その中には必ず宝物が眠っています。
      でも今回はあまりいい収穫はありませんでした。とはいいながら,見つけたお宝を紹介します。
      まずはウルトラマンから。


      このウルトラマンは(いや多分ウルトラマンでしょう)は左手を上げたポーズが正しい姿のようです。両腕の裏側がありません。また全身に怪しい模様が付いています。何のために腕の裏がない?かなり怪しいウルトラマンです。

      次もウルトラマン。これは多分ウルトラマンタロウでしょう。

      今回は写真左側の後頭部を拾ったのですが,真ん中のとさか?の部分がウルトラマンのように丸いのが特徴です。隣のタロウは以前拾ったものです。これも後頭部に横帯があるのでちょっと怪しいのですが,後ろのとさかの部分が角ばっているので本物に近いです。正面の顔が見たかったなあ。

      これもウルトラマン。
      どのウルトラマンかは置いといて,

      スクリュー部分があるので飲物かなあと思ったら,裏に

      非食用って書いてありました。何が入っていたんだろう。気になります。

      これら怪しいウルトラマンを調べるためにウルトラマン大図鑑を見ていて気付いたのですが,これはウルトラの母のパーツではないかと。いやいやそんなはずはないですね。



      4時間炎天下の海岸を歩いていて幻覚を見たのかも。
      さてさて,
      そしてついに,,,調査していて,いつか倒れるのではと心配していたのですが,こんな状態に。



      いやいやこれは私じゃないですよ。
      4時間かかりましたが,調査は無事に終了しています。
      もっと宝物を期待していたのですが,これ以外ありませんでした。
      それにしても楽しみがないと4時間も炎天下は歩けませんよね。
      なお最後の二つは拾ってません。

      漂着仏

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        10月24日,吹上浜の定期調査に行ってきました。空も風もすっかり秋で一番気持ちのいい時期です。こうなると吹上浜の漂着物の季節も終わりです。
        上の写真は私が拾ったわけでもなく,また浜に漂着していたものでもありません。
        海が一望できる浜崖の上に仏様が座っていました。


        いつまでここに座っているのでしょうか。かなりお疲れのご様子です。

        プラスチック製の缶包装材 日本進出

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           日本では,これまでビール等の飲料缶は,6缶を板紙で包装されていました。なのでICCのデータカードでは,日本ではほとんどないアイテムとして取り扱われていた6パックリング。米企業がこの包装分野で日本進出のニュースが流れました。

          米ハイコーン、缶の包装材で日本進出 首都圏に工場建設
          2012/1/8 23:41日本経済新聞 電子版 
           「米包装材大手のハイコーン(イリノイ州)は缶ビールを束ねる軽くて安価な包装材事業で日本に進出する。約30億円を投じて首都圏に工場を 建設し、2013年をメドに稼働させる。同社の包装材は欧米などで高いシェアを持つが、主に板紙で缶ビールを束ねる日本では採用実績がほとんどない。」

           確かに,紙よりもかさは小さいし,製造工程での環境負荷は低いようです。自然界に出ても光で分解されるプラスチックのようですが,その形が板紙と違いリング状になっているのはいただけません。これまで多数の野生生物の被害報告があるリングです。

           最近では,ワクチン購入のために積極的に回収されるようになったペットボトルのキャップですが,海岸ではワースト10に入る問題ごみです。1996年の容器包装リサイクル法施行によるペットボトルの業界自主規制解除後に海岸でのキャップも増加したことから,仕組みを作ってもごみは漏れます。プラスチックと言う素材にも問題がありますが,リング状という形状にも関心を持っていただきたいものです。心配が一つ増えてしまいました。
          http://tenji.tv/modules/tenjikai/index.php/photo/568/


          アカエイの毒針

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            昨日,12月の定期調査で吹上浜を歩いてきました。非常に乾燥しており,漂着していたエイもかりかりに乾燥していました。
            その尾に着いていたのがこの3つ。宝石のように光っており,ひからびた尾から何とかむしり取ってきました。鋸歯のある刺とその前方にあった刺2つ。アカエイなんでしょうかね。
            生きている時には気がつかないけど,立派なもんです。学生時代にインド洋で釣り上げたメカジキの角のような感じです。



            耐圧水深300米

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              5/23の定期調査で見つけたオレンジ浮子。
              昨年2月に和歌山県潮岬で発見された青いオレンジ浮子は,最近ではあちらこちらの海岸で見つけることができるようになりました。
              さて相変わらずバリエーションが多いオレンジ浮子に新たに「耐圧水深300米」が加わりました。10年以上この浮子を集めていますが,最近はBOAT BRANDがめっきり減って,10年前にはなかった俊雄浮標が増えてきた感じがします。いつかまとめようと思っています。
               耐圧300


              久しぶりのお宝

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                 今日は枕崎の鹿児島水産高校に教育実習初日のご挨拶伺った後,雨の中,吹上浜に漂着物の定期調査に行ってきました。今日から鹿児島も梅雨入りとなり,漂着物(漂着ごみ)の季節の始まりです。 まもなく13年目が終了するこの調査,これまで雨の調査は今日を入れて2回しかありませんでした。確か前回は,女性の記者と一緒でした。

                私:「雨にぬれる漂着物は,いつもと色が違って趣がありますね。雨の日の海岸もたまにはいいなあ。」
                女性記者:「・・・・」

                無言の意味は,何か面白いものがあると思って来たが,雨は降るし,何もないし,雨に濡れた流木なんてちっとも記事にならないし,,,という答えだったのかもしれません。

                だけど今回,久しぶりに見つけました。
                最近,地域の方でしょうか,ごみを拾って海岸のところどころに集めて置いてあります。
                (せっかく拾ったら袋に入れて高台に持ち上げおかないと時化が来るとまた流されてしまうのですが,私も必要な物以外拾わずに帰るので,これについては何とも言えません。みなさんの行為が無駄にならないように,拾ったごみがすぐに運搬処理される仕組みがあるのいいのですがね。)

                さて,そんなごみの中を物色する私。ついに見つけました。今日のお宝。
                さてどこにあるでしょう?
                ニッキ水の瓶

                答え(右上の傘の左側,コカコーラの缶の下に三段こぶのニッキ水の瓶)
                以前も流木を燃やした痕から見つけたことがあります。この地域の人にはこの瓶はただのごみなんですね。

                ニッキ水2

                ガラス浮き大玉

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                  すごいでしょ。これは現役のガラス浮き大玉。色もいろいろありますよ。
                  でも場所はないしょです。

                  硝子大玉

                  流木

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                    流木集めもやってます。海岸で見ると味があるのですが,家に持ち帰ると気が抜けてしまいます。最近の集めたものを紹介します。

                    さかな
                    白に細かなフジツボが中央についたガラカブのような流木

                    さかな2
                    片面の壁掛け型のさかなです。

                    いも
                    枝がないので芋のようなトドのような流木です。
                    木目とフナクイムシの小さな無数の穴が美しい模様を描いています。

                    作品をと思うのですが,手を入れるのがもったいなくて。

                    人面岩

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                      ライタープロジェクトM調査員が見つけた人面岩。
                      中種子町竹屋野海岸にて
                      jinmenniwa


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