アルバムの整理

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    なかなか我が家の仕事ができずにいましたが,子供たちの夏休みの宿題も一息ついたのでずーとほったらかしにしていたアルバムの整理を始めました。2012年,次男が小学校入学まで作ったのが何年前だろうか。いつも年末の実家での仕事でしたが,実家滞在時間が短くなった今ではその時間もなく,いつかやらないとねと今日に至っています。2012年は,私にとってハワイ航海やハワイや西海岸に震災漂流物を追って走り回った時期です。家族との写真も海,仕事の写真も海と海の写真ばかりです。まだまだ可愛い息子たち,五年前のことを覚えているのでしょうかね。今ようやくこの頃の写真を懐かしいねと見ることができるようになりました。最近は海の写真もなく,また家族の写真も減りました。後3年分頑張って作ろう。


    ある老人の話

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      「昭和38年から取組んできた老人の調査と研究が,はからずも保健文化賞を戴くことになり,昭和45年9月24日東京第一生命ホールに於いて表彰式があり,翌25日,天皇,皇后両陛下から御言葉を賜り,宮中拝観の光栄に浴した。御文庫のある吹上御苑のくぬぎ林の中に野生の「きじ」が数羽歩くのがみられ古い武蔵野が大東京の中にまだ厳然と残っているのをみて,「ふるさと」を想い出した。そのふるさとの自然に暴虐の限りをつくし,禿山とどぶ川に化しているのが日本の現状である。自然を守る事と公害とは,密接不離,裏と表の関係にある。その公害と老人問題は何れも人間が盲目的に作り出した点に於て同じであり,自分達で解決対処せねばならぬ問題である。そして,一般に病弱である老人達こそ,この公害の影響を最も強く健康面に於てうける被害者でもある。これら老人の健康と医療について考えの一端を述べてみる。」
       これは「磯 典理/老人の健康と医療(生活衛生Vol. 14(1970) No. 6 P 164-167)」の冒頭である。
       鹿児島時代の最後の頃,身近にいた恩師や先輩との別れが続き,生と死について考えることが多くあった。これまで思い半ばで天国へ召された方を思うと,その悔しさがいかほどであったかと胸が重くなるばかりである。その頃から私もどのように残りの人生を生きるかについて考えるようになった。小学校高学年、中学生となった子どもたちは,親と同行することを好まなくなった。これは私にとって寂しいことであるが,私も子どもの頃も同じように振る舞っていた。きっと父も今の私と同じ寂しさを感じていたのであろう。私も子育ての話や仕事の話等,ようやく父と同じ話題が話せる年となったが,そんな時に父はもういない。一方で関西に戻り,体調を悪くした母親や高齢の伯父伯母と話をする機会が増えるようになった。母の見よう見まねで始めた庭木の剪定も、今では同じように,いや今となっては高い所や複雑な箇所を任されるようになった。あわせてお茶を飲みながら伯父や伯母の過去の活躍を聞きくこともできるようになり,楽しい時間を一緒に過ごせるようになった。
       前述の磯典理氏は,私の伯父であるが,子どもの頃はいつも留守で会うことがほとんどなかった。母よりも20歳以上年上であり,子どもの私にとって話ができる相手ではなかった。先日伯母の老人ホームへの入所手続きの際に伯母から夫婦の歴史をヒヤリングしていると,私の知らない伯父と伯母の話が沢山でてきた。伯父は伯母と結婚後すぐ,日中戦争の軍医として中国に出征し,終戦後,捕虜となったロシアから無事帰還した。その後,大阪市の医師となり,保健所で出会う沖縄の老人が元気なことから,長寿の秘訣を探ろうと老人についての研究を始めたそうだ。終活を始めた伯母の今の心境と伯父が研究した老人学が重なり,伯父のことをもっと知ろうと過去の論文や書籍を捜していると,冒頭のような論文が出てきた。老人についてのわかりやすく書かれている文章から,伯父自身の老後よりも,残される伯母の心境がわかっていたようにも思える。一方で「その公害と老人問題は何れも人間が盲目的に作り出した点に於て同じであり,自分達で解決対処せねばならぬ問題である。」とのまとめについては,分野は異なるが私と同じ視点を持っていたんだと,遠い伯父を少し身近に感じることができた。
       思い半ばで終わる人生もあれば,楽しい人生でしたとゆっくり過去を振り返りながらその日を待つ人生もある。ただ,80歳を超えた母や伯父伯母と話や作業を続けていると,数年前まで出来たことが出来なくなっていることに気付く。本人が一番悔しく感じているのではないだろうか。

      ありがとうを原動力に

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         すっかり神戸の生活にとけ込んだ家族ですが,関西に戻ってきた一番の目的がこんなに早くやって来るとは思ってもみませんでした。

         神戸に帰ってから仕事の間を縫って大阪の年老いた母や叔父・叔母の家の庭木の剪定や買い物に行ってます。やはり90歳を越えると,これまで一人で出来ていたことがだんだん難しくなってきます。同じことが一年後も同じように出来るかと言われると難しくなってくる年代です。これまで90歳を越える兄弟を80歳に近くなった母が面倒みる日々が続いていましたが,それもそろそろ限界のようです。この2年,出来る限り手伝いに行くようにしています。

         職業指導の授業で「ライフキャリア・レインボー」という話をしたことがあります。これはスーパーが提唱した理論で,現在の私はサラリーマンとしての「職業人」,子供たちの「親」,母親に対しての「子ども」,家族に対しての「家庭人」という役割を持つことになります。鹿児島にいた頃には,遠く離れた親のことはあまり考えることがありませんでしたので,「子ども」の役割は低く,その分,週末は気ままに海へ出ていましたので,自分の余暇を楽しむ「余暇人」の割合が大きかったのかもしれません。また「家庭人」を放棄して?ボランティア活動に励んでいましたので「市民」という立場も大きかったに違いありません。

         しかし現在は「職業人」としての拘束が強く,比重が重くなると,「市民」としての役割はほとんどなくなり,母親等の面倒をみる時間が増えて「子ども」の役割が「余暇人」としての役割を吹き飛ばしてしまいました。「職業人」としての役割の重さが「市民」としての役割を吹き飛ばす点が,一般の人が環境や周囲に関心を持たなくする要因の一つであるのではないかと考える日々です。これが環境問題の改善の難しいところなのかもしれません。動きたくても動く時間がありませんし,そこにさくパワーもないというのが今の本音です。

         だからといってもとのたっぷりな「余暇人」に戻りたいという思いはありません。これまでなおざりにしてきた「子ども」としての役割を通じて,「余暇人」と同じ充実感が得られるからです。それは「ありがとう」の言葉です。「職業人」としても,お客様から「ありがとう」と言っていただけることでエネルギーを得ることができますが,実際はそればかりではありません。50歳を前に「余暇人」「市民」というよりも,母親や親戚のお手伝いを通じて再び「子ども」としての役割に比重を割く年代なのかもしれません。

         さて「親」として「ありがとう」にエネルギーがあることを子供たちに伝えることができているか?こちらの役割もしっかりしなければなりません。


        久しぶりの講演会

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           12月10日(土)久しぶりに海ごみに関する講演会でお話をしてきました。会場は三重県総合博物館。今回は大人を対象としたもので,2時間という時間を頂き,これまで18年間の海ごみ研究結果についてゆっくりとお話しすることができました。でも1時間半ですべてのお話をすることはできず,発泡スチロール破片の改善活動や漁業への被害,改善策についてはロジックツリーや継続を支援する方法など,終わってみればまだまだ話足りない点がありました。

           あわせて研究者からサラリーマンに転身した身から,続けることの難しさ,支えることの大切さを訴えました。人がいなくなっても海ごみ問題は続きます。私のお話から解決の難しさを理解していただけると有り難いです。時間があれば講演でお話した内容を順番にまとめたいのですが,そんな時間が全くないのが今の私です。そんな人でもできる対策が本当の対策なのかもしれません。


          海技士試験問題集

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             航海士,船長になるためには海技士免許が必要です。この免許の取得には,筆記試験合格だけでなく,実務経験が必要で,両者の条件を満たした上で最後に口述(面接)試験を受ける必要があります。残念ながら私は乗船履歴が足りず,最後の一級口述試験を受けることができませんでした。筆記試験は過去問が公開されており,過去6年分を勉強すればほぼ網羅できるようですが,この口述試験については,情報がないため,受験者の皆さんは実務で忙しい中,対策に苦慮していたというのが現状でした。口述試験対策用の参考書も出版されていますが,すべての問題が網羅されておらず,また時代によって問題も古くなり,さらには試験官によって言い回しや突っ込み方が異なることから,口述試験対策には,出版物ベースでの情報提供には限界があると感じています。

             そこで1992年より,一級、二級、三級海技士(航海)口述試験に出題された問題を受験者から収集し,これから受験する皆様に提供するサービスを開始しました。

             2016 年12月現在,一級海技士(航海)では66名の受験者から,また二級海技士(航海)では84名の受験者からのべ3,115題の問題を提供いただき,分類整理後1,309題にものぼる海技士問題のデータベースへと発展しました。さらに三級海技士(航海)問題については,ウエッブサイトで公開し,公開問題数も1,000問題を越えました。この間,受験者からの感想から,女性の試験官が登場することを知りました。現在は受験者にできる限り早く問題集をお届けするため,パスワード付きPDFファイルとしてe-mailで添付送付することにしています。また月に4〜5名程度の利用者があり,問題集も情報提供後にバージョンアップしています。合格のお知らせとともに届く大変参考になりましたというお言葉が継続のエネルギーになっています。また懐かしい卒業生からの申し込みもあり,私が若かった頃の夢を思い出しております。
             現在,売上げの全額を“海ごみ問題解決のため”に国際海岸クリーンアップ「ICC」(主催:一般社団法人JEAN)の活動に寄付させていただいております。皆様のご安航と職場である海をいつまでも美しく保つために,これからもお力になれればと考えております。
             問題集ご希望の方は,下記のウエッブサイトの「完全版最新問題集申し込み方法」をご一読いただき,藤枝までメールでご連絡ください。皆様のご安航を祈念しております!

            http://seafrogs.info/kaigishi/kaigishi.html



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